2019年2月21日木曜日

教室から:ALPを用いた模擬授業の振り返り(5)


ALPを用いた模擬授業の振り返り、第5弾です。
今回は、「敬語」についての授業をとりあげて、レポートを書いてくれました。

授業のテーマは、「その敬語、あってますか?」
選んだ、ALPの視点は、「A3 未来への広がり」


授業の題材の多くは、テストや受験のために必要な知識やスキルを習得するためのものだ。

 実際に児童生徒が社会に出た時に必要となってくるものを扱う題材は割と少ない。
それは児童生徒がテストや受験で結果を出すことを重点に置かざるを得ない状態にあり、社会で役立つ本質的な力は成果が出るまでに時間がかかってしまうためだ。

そのような状況だからこそ社会で役立つ力を授業や評価の中に取り込むことが大切になってくる。

今回の題材は「敬語」なので、その時点で社会に出て役立つこと間違い無し。

出てくる内容も飲食店のバイトやオフィスなど大人の匂いがプンプンしているものばかりだ。
今すぐに必要な知識やスキルではないが、これからの社会を生きる上では必要不可欠な内容だと思う。児童生徒にとってこの授業が役に立つ日もそう遠くはない。

2019年2月20日水曜日

教室から:ALPを用いた模擬授業の振り返り(4)


ALPを用いた模擬授業の振り返り、第4弾です。
今回は「若者言葉」についてテーマにした授業についてのレポートを書いてくれました。 

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みなさんこんにちは!
今回は、多くの班がテーマとしていた「若者言葉」に関する授業について考えたことを書きたいと思います。

A1 学びの主人公

現代では若者言葉という便利な言葉が流行しています。この言葉には、言いたいことを端的に伝えることができる、使う場面によって意味が変わるなどの特徴があることはみなさんご存知でしょう。しかし、この便利な言葉が広がる一方、正しい日本語が使えない若者が多くなっています。

授業の中では、若者言葉で作られた物語をわかりやすく訳すという活動がありました。また、他の授業では、誤った敬語を正すという活動も行いました。このような活動の中で、学習者が主体となって考えることによって、普段から意識して正しい日本語を使うようになるのではないかと思います。

私は、メールで目上の人とやり取りすることが急増し、その度に正しい日本語を意識して文章を書いています。この授業を経て、私と同様に日常の場面でより正しい言葉を意識する人も増えたと思います。

授業に主体性を持たせることで、授業外でも学んだことが活きてくると考えられます。

これから実習などで、失礼なことが許されない世界に行くことになります。そこで正しい日本語を使えるよう意識して臨みたいとおもいます。

2019年2月15日金曜日

教室から:ALPを使った模擬授業の振り返り(3)


ついに、秋学期が終了し、学生たちの期末レポート課題のコア期間がやって参りました。
わたしたちの研究室がある研究棟にも、日々、レポートを提出しにくる学生たちのにぎやかな声が聞こえる季節です。

さて、そんなレポートに追われるなか、ふたたび、模擬授業の振り返りレポートが届きました。今回とりあげてくれた授業は、ディベートの授業です。
ぜひご覧ください!

2019年2月12日火曜日

平成30年度卒論修論発表会



横浜国立大学教育学部国語領域 平成30年度 卒論修論発表会

日時  2019年2月28日(木) 10001540
場所  横浜国立大学教育学部 第7号館101室(キャンパスマップはこちら

10:00  開会

〔修士論文発表〕
10:10-10:50 「中学校国語科単元学習における「学習のてびき」に関する研究」※変更有
10:50-11:30 「村上春樹「騎士団長殺し」論―連関するテクスト―」

〔卒業論文発表〕
11:30-11:50 「学校教育における「ノート」作成の意義と効果的な利用に関する研究」(青山ゼミ)
11:50-12:10 「「おつかれさま」とその周辺の語」(古田ゼミ)

12:10-13:20 昼休み(60分))

13:10-13:30 「『源氏物語』研究―舞台装置としての自然―」(三宅ゼミ)
13:30-13:50 「唐代伝奇の女性たち―愛情小説に見える妓女―」(高芝ゼミ)
13:50-14:10 「オメガバース論―女性による表現の新たな可能性―」(一柳ゼミ)

14:10-14:20 休憩(10分))

14:20-14:40 「国語科教育における「人格」と「人間性」の形成」(高木ゼミ)
14:40-15:00 SNSに関する多様な事例を想定したゲーム型教材の開発」 (石田ゼミ)

15:00-15:10  閉会の辞

 15:00 閉会

2019年2月11日月曜日

教室から:ALPを使った模擬授業の振り返り(2)

教室から:ALPを使った模擬授業の振り返り(1)」に引き続き、受講生に書いていただいた、「初等国語科教育法」2019年度秋学期の模擬授業のレポート第2段です!

今回は、インプロ・ゲームを体験する授業(!)を提案してくれたチームによる模擬授業のレポートです。



2019年2月7日木曜日

教室から:ALPを使った模擬授業の振り返り(1)


1年が経つのは、早いもので、1月21日は修士論文の提出締切、1月31日は卒業論文の提出締切がありました。
横浜国立大学国語教育研究会を支えてくれている学生・院生の皆さんも、無事に全員、卒業論文・修士論文を提出することができ、研究室におだやかな日々が戻ってきました。

今週を終えると、ついに秋学期の授業も終了となります。

本日は、「初等国語科教育法」の授業の最終回。
「初等国語科教育法」では、 毎回、受講生たちに、「(授業を一緒に受講している)大学生たち30名に向けた、20分間の授業」を構想し、実際に授業をしてもらっています。

今回、その授業を受講している学生たち数名に、その模擬授業での学習者としての体験についてブログ記事を書いてもらえることになりました!
11月の投稿「研究室から:「アクティブ・ラーニング・パターン」による教育実習事後指」では、教育実習を終えた3年生に、「アクティブ・ラーニング・パターン«教師編»」(以下、ALP)を用いた、実習経験の振り返りをしてもらいました。

今回も同様に、ALPを用いて、「自分が見つけたアクティブ・ラーニングのポイント」をレポートしてもらっています。

「初等国語科教育法」を受講している学生たちが、どのように模擬授業を経験しているのか。その学習者としての経験を、ALPを用いて振り返ることには、どのような意味があるのか。
学生たちに書いてもらった、ブログ記事をもとに、考えていきたいと思います。

まずは、第1段!
「目上の人へのメールの書き方」の授業(模擬授業)についてのレポートです。