2022年1月10日月曜日

教室から:『陽春白雪~Lyrica~』のゲーム実況で動画教材づくり

 2021年度より、横浜国立大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院)・「教科教育・特別支援教育プログラム」& 横浜国立大学大学院先進学環が同時スタートしました!

そんなわけで、さっそくですが、(非公式な形ではありますが)教職大学院&先進実践学環のコラボレーションプロジェクトを実施しています。

教職大学院内の授業科目「国語の教材研究論と実践Ⅱ(文学・テクスト)」では、前半に、「都市論」の視点から近代文学を探求し、実際に現地踏査を行う学習活動を行ったあと、後半では、国語(科)教育で扱われる文学作品や関連するメディアテクストを題材に、教材開発の実践を行っているのですが、その後半の授業として、先進実践学環ご担当の高芝麻子先生(漢文学)をゲスト講師としてお呼びした「教材開発」の実習を行いました。

高芝麻子先生と「ゲームさんぽ」しながら、漢詩×音ゲー「陽春白雪~Lirica~」のゲーム実況をするかたちで、高校生たちが、高校・国語科で教材として扱われる漢詩についてより深く理解したり、漢詩に興味を持ったりできるような…そんな教材動画の開発を目指しています。

こちらは、先日、1月5日に行われた収録の様子。


写真ではよくわかりませんが、研究室のテーブルに2台のマイクを設置し、モニターで、ゲームプレイ動画を流しながら、教職大学院生が「ホスト」となって、「ゲスト」の高芝先生にゲームで使用されている漢詩についてのお話しをお聞きしました。


今回、「ディレクター」兼「ホスト」となった教職大学院生は、『陽春白雪~Lirica』に登場する漢詩と、高等学校国語教科書に登場する漢詩教材とを読み比べたり、高芝先生が学部生向けに開講されている漢詩人についてのレクチャー動画を観たり…たくさんの「教材研究」を重ねて、収録のためのシナリオを作成。

ゆるゆるとお話を聞いていく「ゲームさんぽ」とはテイストの異なる動画になりそうですが、それはそれで、どんな動画になるのかとても楽しみです。

作成された動画は、3月下旬頃、公開予定です。
乞うご期待ください。