ついに、秋学期が終了し、学生たちの期末レポート課題のコア期間がやって参りました。
わたしたちの研究室がある研究棟にも、日々、レポートを提出しにくる学生たちのにぎやかな声が聞こえる季節です。
さて、そんなレポートに追われるなか、ふたたび、模擬授業の振り返りレポートが届きました。今回とりあげてくれた授業は、ディベートの授業です。
ぜひご覧ください!
私が初等国語科教育法の授業において、自分自身が学習者として体験したある1つの模擬授業のなかで行われていたアクティブ・ラーニングのポイントについて、「アクティブ・ラーニング《教師編》」のカードの内容をもとに、ご紹介しようと思います。
まず、選んだ授業は「論破~理由を明確にして相手を納得させよう~」という授業で、この授業はその名の通り、ディベートを通して自分の考えが相手に伝わるように話の構成を考えるという授業でした。その中で、相手を納得させるためには理由を明確にすること、具体的な事例を挙げることなどディベートにおけるポイントがいくつか出てきました。
私がこの授業で行われていたと感じたアクティブ・ラーニングのポイントの1つ目は、【A14 意図の共有】です。
この授業では、授業タイトルだけだと相手を論破させる、言い負かすというニュアンスが伝わってしまいますが、授業者は授業内できちんと「自分の考えを相手に伝えるように話し方を考えましょう」と言っていて、授業に入る前にこれから行うことの目標をしっかりと伝えていました。また、ディベートのポイントを紹介するときにも、なぜそのような言い方・論理の組み立て方が効果的なのかなどの理由なども含めてきちんと解説していました。授業で課題を進める上で、その背景にある意図やなぜそうするのかなどの理由を明確にすることは、学習者の理解を深めるうえで大切なことだと感じました。
2つ目は、【A6 自然な動き】です。
この授業では先にも述べたように、学生同士がディベートという対話を通じて自分の意見や考えを相手に納得してもらえるように工夫して話し方を考えるというものです。そのため、ずっと相手の話を聞いていたり教師の話を聞いていたりする授業ではなく、授業の中で話す・動くなどの活動を取り入れることができ、学習者の話したい・動きたいという欲求が自然と満たされる授業だと感じました。
この授業では先にも述べたように、学生同士がディベートという対話を通じて自分の意見や考えを相手に納得してもらえるように工夫して話し方を考えるというものです。そのため、ずっと相手の話を聞いていたり教師の話を聞いていたりする授業ではなく、授業の中で話す・動くなどの活動を取り入れることができ、学習者の話したい・動きたいという欲求が自然と満たされる授業だと感じました。
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