2019年4月1日月曜日

『横浜国大国語教育研究』第44号が発行されました!

横浜国立大学国語教育研究会『横浜国大国語教育研究』の最新号(第44号)が、発行されました。
現在、オンライン・ジャーナルとして、横浜国立大学リポジトリで公開されています


『横浜国大国語教育研究』第44号(2019年3月発行)

2018年度は、三宅晶子先生ご退官の年にあたります。
そのため、三宅先生にご無理をお願いして「巻頭言」を書いていただきました。

★三宅晶子(2019)「古典教育デザインと古典研究

三宅晶子先生は、毎年、授業の中で大学生を対象に実施している古典教育に関するアンケート調査を実施されており、毎年、本研究誌にもその成果をご報告いただいておりました。
古典教育に関するアンケートの結果を、毎年ご報告いただくことで、その変化からわかることもあり、これを機にあらためて、オンラインに公開されていないバックナンバーまで含めて、古典教育アンケートの報告を見直してみたいと思いました。

また、今年度も、数学科領域の大学院生・大橋亮河さんらにご寄稿いただいた、高等学校での数学科×国語科「論理国語」の関連指導に関する提案論文の他、資料や書評、卒論・修論報告には、なかなかの力作がそろいました。

また今年度は、はじめての試みとして、卒業論文の一環として教材の開発を行った学部生が、作成したツールを「資料」 として公開する試みが行われています。

★芳賀優香(2019)「 《資料》話すことに抵抗感のある児童に関する研究 ―支援方法としての自学教材の提案―


教室の中にいる、話すことが苦手な子どもたち、話すことに抵抗感のある子どもたちが、自分自身で、自分がなにに困っているのかを発見したり、それを友達や先生に伝えていくための言葉を見つけるための手段として、「パターン・ランゲージ」の考え方にのっとった教材を開発し、提案しています。

 卒業論文というひとつの研究の成果を、社会につないでいくことは、とても大切なことだと思っています。
次号以降も、このような試みをなにか考えていきたいと思います。

ぜひ、皆さまも積極的に論文、資料、書評などをご投稿ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿