2019年10月1日火曜日

図書館とゲーム部・連続ミニトーク「本とゲームの幸せな関係!?」@図書館総合展

 2019年11月12日(火曜日)から14日(木曜日)に、パシフィコ横浜で開催される「図書館総合展」。
その初日(11月12日)に、「図書館とゲーム部」ブース内で開催される連続ミニトークにて、高芝麻子先生(漢文学)がご登壇されることになりました。



連続ミニトークのお知らせをいただきましたので、情報を掲載いたします。

図書館とゲーム部・連続ミニトーク
「本とゲームの幸せな関係!?」
  • 日時:2019年11月12日(火曜日)15:00-17:00
  • 会場:パシフィコ横浜・図書館総合展会場内「図書館とゲーム部」ブース
全国の図書館において、ボードゲームを中心とした「ゲーム」のイベントが開催されていることに象徴されるように、昨今、本や読書とゲームとの関係はより多角的な要素を呈してきています。これまでは単に、「本の世界の入口」「読書への導入」として捉えられていたゲームを、新たな角度からとらえなおす時期が来ているのではないでしょうか。特に、プロからアマチュアまで様々な主体による表現の場となりつつある、インディーズゲームの世界では、不特定多数のマス集団としての「消費者」に向けたゲームとは異なる表現の可能性や,既存の社会・文化とのかかわりを実現してきているように思います。世界的な注目を集めたSarepta Studioによる『マイチャイルド:レーベンスボルン』は、まさに、「育成ゲーム」というシステムを通じて、世界各地の人々と「レーベンスボルン」をめぐる歴史との新たな関係性を構築したといえます 
本連続ミニトークでは,「ゲームソムリエ」として図書館とゲームとをつなぐための実践を数多く行ってきた「格闘系司書」(@librarian3)こと高倉暁大と,メディア教育・読書教育研究者の立場から,子ども・若者たちによって育まれてきたカルチャーの教育・学習的な可能性を探求してきた石田喜美(横浜国立大学)が「聞き手」となり,ゲームデザイナーや研究者の方にお話しをうかがうことによって、インディーズゲームが切り開いてきた、本や読書とゲームとの関係を探ります。
  
「読書(本)の魅力とゲームデザイン~『ALTER EGO』にみる本とゲームの幸せな関係!?~」(ゲスト:大野真樹(株式会社カラメルカラム))
       
  テーマ1:『ALTER EGO』のゲームデザインにおける文学の位置】
  -ALTER EGO』発想の経緯 
  - ALTER EGO』における参考文献(文学作品)の選ばれ方
  - メタ文学としての『ALTER EGO』
   
  テーマ2:『ALTER EGO』のゲームデザインと「心理学」
  -    心理テストの選ばれ方・参考文献(心理学)の選ばれ方 
  - エンタメ学問としての「心理学」と事故の探究
  - 自己を探究するための「哲学的ツール」としてのゲーム



「漢詩(漢文学)入門としてのゲーム~『Lyrica~陽春白雪』で迫る漢詩の魅力~」ゲスト:高芝麻子(横浜国立大学 准教授 漢文学研究)
      
  テーマ1:『Lyrica』に見る漢詩・漢文の魅力
-「陽春白雪」という言葉の意味
-「清平調」と李白とその時代
             -「李白」像をたどって
      テーマ2:『Lyrica』の漢詩から図書館へ
- 『Lyrica』に出てくる漢詩の元ネタの調べ方
- 漢詩に興味をもった中高生・一般の人々への読書案内

0 件のコメント:

コメントを投稿